moonというゲームに教わったラブのちから

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らぶ

「moon」というゲームを知っていますか?

プレイステーションのゲームで、今は中古しかなくて値段もかなり高くなっているのですが、ニコニコ動画で実況してくれている方も多くいらっしゃいますね。

私はこのゲームを6000千円ほどで購入し、一度プレイしました。

もともとラブデリック系のゲームが好きなので、moonなしにラブデリは語れない!と思ったのです。実際、このゲームからはとっても大切なことを学ぶことができました。一生忘れられないゲームとも言えるでしょう。

私がmoonからどのような影響を受けたのかお話します。

世界で一番大切なものは「ラブ」

私がmoonから学んだのは、この世でもっとも大切なものはラブだということです。

「いやお金だ!」という人もいるでしょう。愛とお金はしばしば対立するようなイメージを持たれます。

でもね、ちょっと聞いてください。本当はそのお金さえも、ラブのひとつの形なのです。

moonの中には素敵な言葉がたくさんあります。

例えば主人公の夢の中に現れる、女神様の言葉です。ゲームから引用しますね。

おまえは知っていますか?このムーンワールドで一番大切なもの…

それは、ラブ

見えない物を見る為の力 触れられなかったものに触れる為の秘密の鍵…

お前の心にラブが満ちれば、それだけムーンワールドの中を動き回れるでしょう…

この言葉大好きなんです。

さて、ゲームの内容を説明しますとね。

突然ムーンというゲームの世界に吸い込まれてしまった主人公は、ムーンワールドのキャラクターたちから「ラブ」を集めてラブレベルを上げていきます。そうすると一日の行動時間が長くなり、そのぶん歩き回る範囲も広くなっていく。そしてさらに遠くの場所で新たな出会いをし、ラブを集める。

といった感じです。

ムーンワールドは現実の世界にも重ねることができると考えています。

自分の心がラブで満ちていれば、広い視野でものを見る事ができます。興味の無かった事柄に興味を持つことができます。時には、苦手だったものが平気になる事もあるでしょう。

世界には色々な物があり、人がいて、考えがあります。それを見て、触れるための鍵がラブなのです。

「ラブ」とはなにか

そもそも「ラブ」ってなんだと思いますか?必ずしも恋愛感情ではありませんよね。

moonにおけるラブも多種多様です。

おつかいでパンを買って、おばあちゃんに渡したり。

勇者に殺されたモンスターの魂を助けてあげたり。

コンピューターゲームをクリアしたり。

ちょっとしたことでお説教を受けてしまったり。

友達の悩める秘密や趣味を偶然見てしまったり。

いろいろありますね。中にはラブに見えないものもありますよね。

しかし、一見イラっと来てしまいそうなことや、怖いと思うことまでも、この世界ではラブとして主人公のちからになっていくのです。

女神はこのように表現します。

…それもラブ

…これもラブ

シンプルな台詞ですが、まさに、世界のさまざまなものにラブが含まれているんだということがダイレクトに伝わってきます。

結局ラブってなんなの!?って思っちゃいますよね。

moonに登場するキャラクター、フローレンスはこのように言います。

愛とはなにかしっとるか?

それは、わしにも分からんよ もし知っていたら教えておくれ

わしもおまえも さまよっとる…

…愛を求めてさまよう 旅人じゃ

愛が何なのかは、どうにもわからないものです。定義するのは難しい。それでも知りたくて手に入れたくて、私たちは一生をかけて探し求めるのです。

しかし実際には、世界中のあらゆるものにラブが含まれていて、私たちはそれらに触れる力を持っているのでしょう。きっと私やあなたにもラブがあるはずだから。

自分や自分以外のラブを見通すのはものすごく難しいです。周りは時に攻撃的で、自分を傷つけようとします。

自分が苦しくて仕方がない時、その原因となるものにラブはありますか?自分のラブを呼び起こして、よく見つめてみてください。

時間をかけてもいいんです。moonにも時間の概念があり、ラブを受け取るためにじっくりと待たねばならない事がよくあります。努力を強いられることがしょっちゅうです。

では、ここまでを軽くまとめてみましょう。

  • ラブとは、見えないものを見る為のちから
  • ラブは世界のそこらじゅうにあって色々な形をしている
  • あなたの心にラブが満ちていれば、それらに触れることができる
  • しかし、ラブが一体何なのかはわからない
  • 私たちは愛を求めてさまよう旅人
  • ラブを得るには、時間や努力が必要なことも多い

どうして「ラブ」を求めるのか

※ここからmoonのネタバレや核心に触れる話をします。ご自分でプレイされる方はお気を付けて。

なぜmoonの主人公はラブを求めることになるのでしょうか。

それは、最悪のバッドエンドを迎えないためです。

先にmoonの結末と核心に触れるお話をさせてください。

moonの世界には勇者という脅威があります。世界を救うようにと王様の命を受け、頑丈な鎧と鋭い剣を持ち、出会うモンスターというモンスターの息の根を止めて回ります。

実際は、モンスターたちは大人しい動物のような存在で、何も悪い事はしていません。

それでも勇者は経験値のために剣で切り刻み、雷の魔法で焼き殺してしまいます。

残酷な行いを繰り返していますが、実は勇者も元々は普通の男の子で、使命や強い力に囚われて暴走してしまっただけなのです。

そして勇者に命令を下した王様も決して悪い人ではありません。

勇者は地上のモンスターを殺しつくすと、月に向かい、そこに住むラスボス、竜を殺そうとするのですが、その竜もまったく邪悪な存在ではありません。

そう、ムーンワールドに悪人はいないのです。

月の竜と女神は、この物語のバッドエンドを止めてほしくて、主人公を現実世界からゲームの世界へ呼び込んだのです。

そして主人公のラブレベルが最高潮に達した時、彼は光の扉を開き、この世界を最悪な運命から救う事ができるといいます。

ところが最後には、竜も女神も、ついには主人公までもが暴走した勇者に殺されてしまいます。最後の最後には、勇者もばらばらに砕けて崩れます。

その時、ハッと主人公が目を覚まします。

主人公はゲームを終えたテレビ画面の前にいるのです。

そして、moonをコンティニューをするかどうかという選択に迫られます。

moonのクリア条件、それはこの問いに「NO」と答える事なんです。

続きしないの!?

はい、しません。

女神と竜の言う「光の扉」が何なのかといいますと、プレイステーションのゲームの蓋の事だったのです。

最大のラブレベル…いえ、ゲームのレベルでは表せないほどの大きなラブを持っていると信じて、光の扉という名のゲームの蓋を開け、ゲームをやめる事を主人公に求めていたんです。

そしてNOを選び、自分の部屋の扉を開け、ゲームをやめてしまう事こそが

moonというゲームのクリアとなるわけです。

ゲームをやめることで、ゲームのキャラクターたちは皆、ゲームでプログラムされた残酷な物語から解放され、私たちの世界へと自由に飛びたちます。

ゲームが始まらないのですから、勇者が生まれる事もありません。普通の男の子として家族と生活することができるでしょう。

生き物たちも平和に暮らせますし、竜も女神も安心してムーンワールドをを見守ることができます。

主人公が時間と苦労をかけて世界中のラブを集めたのは、この逃れられない悲しき運命から人々を救うためだったのです。

そして難しい選択が迫られた時、正しい道を見抜くためだったのです。

これが見えないものを見る為のちからです。

ちょっと長くなってしまいました。でも、これはゲームの世界だけの話ではありません。

フローレンスも言っていましたが、ゲームの世界と現実世界は繋がっています。

moonから学べる事はここにもあるでしょう。

ラブで満ちた人は、人のためにそのちからを使うことができます。そのちからは人の運命を変えることができます。

その時、正しい選択をするための目もしっかりと持っているのです。

逆はどうでしょう。怒りや悲しみに満ちた人が、人を救うためにちからを発揮できるでしょうか。moonの勇者のようにちからに囚われている人が、正しい選択をできるでしょうか。

怒りや悲しみ、嫉妬のようなネガティブなちからはとても強大です。さらに、勇者のように世界中を動き回る性質があります。そして、たくさんの人やものを巻き込み、傷つけます。時には殺すことだってあるでしょう。

その脅威がひとつでもあれば、抗うためにそれはもうとてもとても大きなラブが必要なんです。

moonはそれを私に教えてくれました。そして、自分もラブを探すようになったんです。

愛が何なのかはわからなくても、私は人の優しさに気づくことができるようになってきました。そうすると自分も誰かを認められるようになるんです。

私やあなたに必要なものはラブです。この世に生まれてきた以上、絶対に持っているものです。もし無いと思っているのなら、自分で見えていないか、見ようとしていないだけなんです。

私もあなたも、いつもラブを求める旅人なのです。moonの主人公のように。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

それもラブ、これもラブ。そしてベーテの魂からのラブです。

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