ベッケです。
私は去年から『脳草─ブレガラント』というオリジナル漫画を描いています。
もともと、幼少時代からオリジナルのキャラクターやお話ばかり描いていて、二次創作とはほとんど縁がありませんでした。
ところが数年前、「刀剣乱舞」というゲームの二次創作をはじめました。
活動期間は3年くらい。動画を投稿して遊んでました。
今回は、私が思う一次創作と二次創作の違いをお話しようと思います。
先に全部言っちゃうとこんな感じ。
〈一次創作〉
- すんごい自由
- 地道
- 基本ぼっち
- 誰かに描いたり語ってもらった時の喜びが尋常じゃない
- でも遠慮されやすい
- 営利目的で活動できる
〈二次創作〉
- すんごい盛り上がる
- 共有しやすい
- 友達がすぐにできる
- 仲違いやグループ同士の争いが起きやすい
- 営利目的では活動できないことが多い
一概に言えない部分もありますが、私個人としては、今はこのように感じてます。
さて、以下のトピックでは今の内容をもう少し掘り下げてお話していきます。
目次
一次創作はめっちゃ自由です
今は一次創作に戻ってきていますが、ますます二次創作との違いを痛感します。
すべて0から作れる。性癖をさらけ出し放題
何と言っても、0から自由に考えることができるのは一次創作の醍醐味です。
世界観もキャラクターも思うがまま。
出したい時に出し、生かしたい時に生かし、殺したい時に殺せる。
面白くなかろうと、グロだろうとエロだろうと、何をしてもあなたが作ったものなんだから他人にとやかく言われなくていいんです。言う人は言うんだけどね!
自分の内なる性癖を、後ろめたく感じることなくぶちまけられるのは一次創作の大きな強みです。
かなり地道です。力が欲しい─
0から自由に作れるというのは、楽しさもありますが果てしない道のりです。
とくに世界そのものを構築しようとしたらなおさら。
ファンタジーとかSFとかね。
私は自分の知識や表現力、想像力の足りなさに毎日悩まされています。
ようやく考え出したとしても、それを他者と共有するのがまた難しいんですよね。
どういう順番で、どういう演出で伝えればいいのやら…!
筆者は「ブレガラント」という漫画で世界観説明の話を作りましたが、まあ~描きたいこと全部描いただけの仕上がりになっちゃいました。
読み返すたびに力不足を感じます。センスを磨いていかないといけませんね。
最初は基本的にぼっちです
周りの人たちに世界観やキャラクター、物語を伝えるには、それなりに作業が必要で、とうぜん時間もかかります。
正直、この道のりはめちゃくちゃ寂しい…!
もちろん見てくれている人は居ますが、最初は多くても数人です。
いや、最初は0と言ってもいいでしょう。ぼっちです。
二次創作とのいちばん大きなちがいはこれだと思いますね。
自分が作り続けないことには、しかも改善を続けないことには、共有できる仲間は永遠にできないんです。
念じるだけで最高の漫画が完成してくれたらいいのにね!
誰かと共有できた時の喜びが半端ない
創作する時間が寂しいぶん、誰かに「好き」と言ってもらったり、作品の考察や二次創作をしてもらえる喜びは尋常じゃないですね!
刀剣乱舞の二次創作をしてる時も褒められたらめちゃくちゃ嬉しかったのですが、一次創作だとその5割増しは嬉しいです。
だって、知りもしない人の作品ですよ。ド素人の。
認知してもらうのもひと苦労なのに、さらに語ってもらえるなんて奇跡みたいなものです。
正直、私はこの喜びを得たくて創作しています。
ブレガラントを自分以外の誰かに承認してもらえた時、最高の生きる喜びを感じます。
自分の作品を二次創作された時はもっと嬉しい
一次創作を二次創作される時の喜びはもっとヤバイですよ…!
もちろん、めったにないのですが///
何度か
「ブレガラントのキャラクターを描いてもいいですか」
と聞かれたことがありまして…!!
そう言ってもらえるたびに
そんなん良いに決まってるやん~~!
許可とか気にしないで~~!
ってなります。
「解釈まちがってるかも」とか「うまく描けないかも」「キャラ崩壊させちゃうかも」とか言って遠慮されることがあるのですが、二次創作の時点でそうなることは当然です。
でもそれのどこが悪いんでしょうか。
細かいことは気にしなくてOKです。
「二次創作をしたい」って思ってもらえた時点で、作者はすでに最高のプレゼントを受け取っています。
絵でも文でもなんでもいいので、思いついたことはどんどん形にしてください。
私も、読み手のみなさんが想像しやすいように世界観の構築をがんばります。
ちなみに、二次創作OKだよーって内容は当サイトのプライバシーポリシーに記載しているので、もし心配でしたらご確認ください。不明な点があればこの記事の最後にある「ぼやきフォーム」に書いて送ってください。
よし、ステマ完了。
二次創作は賑やかで最高に楽しいです
二次創作は何と言っても、他者と共有しやすいし、人口も多くて賑やかなんですよね。
刀剣乱舞やってた時はね…
もう、ほんと…
めちゃくちゃ楽しかった。
作品や萌えを発信したらすぐに繋がってもらえるんですよ。
こんなありがたいことある????
ずっと1人でもそもそ創作してきた私にとって、ほんとに未知の体験でした。
二次創作のちからってスゲー!
出会いが多くて、良い友達にも出会える
人口が多いぶん、出会いが多いわけです!
同じキャラクターを好きだったりすると語り合えるし、そのまま仲良しになれることもあります。
出会いが多いということは、価値観の合う人に出会う確率も高いです。
もしかしたらずっと大切にしたい友人ができるかもしれないですよね。
一次創作も、作品が有名になれば繋がりは増えますが、すでに述べた通り、最初は1人ぼっち。他のだれかが発信してくれることも無いです。
二次創作のすばらしい所はそこにあると思います。
同じものが好きな人にすぐに出会えるし、共有できるし、めっちゃ盛り上がる!
逸脱した表現をすると批判されやすい
一方、公式と離れた表現や、刺激の強い表現をすると別のファンに批判されやすいです。
もちろん二次創作だけに言えたことではないですけど、二次創作は人口が多いので怒られる確率も必然的に上がりますね。
二次創作の世界は炎上することも多いです。
解釈がどうとか、ファンのマナーがどうとか、ちょくちょくあちこちで議論や炎上が起こります。
私も、二次創作で流血表現をした時に悪口を言われちゃったことがあります。
グロさは控えたつもりでしたが、基準はそれぞれだから仕方ない。
それに、好きなキャラクターが血を流しているのを見て気分が悪くなる人がいるのは、考えてみれば当たり前です。
二次創作は、一次創作に比べると他人に配慮しないといけない部分が多いように感じました。
最後に:「どっちがいいか」なんて話は不毛です
私は結局、一次創作に戻りました。
二次創作も大好きなのですが、好きな絵を心のままに描いて仕事をしていきたいと思ったからです。小さいころからの夢を目指してみようかなーって。
一次創作も二次創作も主語を大きくして語りづらいので、どうしても自分の経験からの意見しか言えないのですが、いかがでしたでしょうか。
共感できる部分と、そうでない部分があると思います。
どっちも良い所もあれば、大変な所もありますね。
自分の生活や価値観に合った方、もしくは、両方とも同じように楽しめばいいと思います!
二次創作を離れても仲良くしてくれる人がいて本当に嬉しい
二次創作はほんとーーーーに楽しかったので、正直、一次創作に戻るのすごく怖かったです。
やっぱね、二次創作の時と比べたら喜ばれたり認めてもらえる機会はめちゃくちゃ少なくなったよ。
当たり前な話だけど…///
私は刀剣乱舞に相当たすけられてたんだわ😳正直、ブレガラント始める時はもう誰にも見向きもされなくなる覚悟だった👻
でも今も読んでくれてる人いる。有難いよほんと…🙇— 福良ベッケ🌷創作漫画 (@brog_bekke) 2019年7月3日
一次創作にシフトしたらひとりぼっちになる覚悟だったのに…今もつながってくれる人がいるのは本当にありがたいことです。
あらためて刀剣乱舞にはものすごく感謝しています。
今でも大好きです。
たくさんの楽しい経験や友人との出会いをくれた二次創作と、これから少しずつ私を育ててくれる(かもしれない)一次創作。
これからも両方に感謝しながら一次創作を継続していきたいと思います。
それではこのへんで。
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