価値観の違いや職場でのジェネレーションギャップが怖いと感じる人へ

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価値観の違いは楽しめます!

はいどうも、ベッケです。

あなたは、価値観、考え方の違いで誰かと喧嘩したことはありますか?

クラスのお友達でも、会社の先輩でも、SNSの知り合いとでも、家族とでも。

自分と違う考え方を目の当たりにすると、不快に思うことは多いでしょう。

でも、その原因を知ればそんなに怖いものでもありません。

他人との価値観の違いは人間として生きているかぎり避けて通れないもの…どう向き合うべきなのか、一緒に考えてみましょう!

そもそも価値観って何!?

価値観って、そもそもどういう意味なのか。

とりあえずWikipediaから引っ張ってきました↓

価値観(かちかん、英:sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときにとする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断

何に価値があるかに対する考え方、と。

じゃあ価値って何かな?

価値(かち)とは、或るものを他のものよりも上位に位置づける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質、あるいは真・善・美・愛あるいは仁など人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつと考えられる概念の総称。

プラスの普遍性を持つを考えられる、概念

概念と来ました。

「概念」とグーグルで検索すると…

同類のものに対していだく意味内容。
  • 同類のもののそれぞれについての表象から共通部分をぬき出して得た表象。
  • 対象を表す用語について、内容がはっきり決められ、適用範囲も明確な、意味。
  • 俗に、複雑なものに対する大まかな認識内容のこと。

認識内容!なるほど!

要するに…

イメージ ということですね!

とりあえず、価値観=イメージと覚えておきましょうか。

人々の価値観はあまりにも違う!

誰でも知っている事ですが、人々の価値観はあまりにも違います。

たとえば、出かけている途中、道を歩いていたら、目の前にくまモンがいたとしましょう!

くまモンを見かけた人々が全く同じことを考えると思いますか?

そんなわけありませんよね。

「くまモンだ!可愛いな~!」

「あ、くまモン。熊本のために頑張ってるんだなー」

「着ぐるみだ!暑いのに大変だよなあ」

「ご当地キャラってどれくらい儲けているんだろう」

「くまモンって黒くて不気味だなあ」

「騒がしいなあ…通りにくいから勘弁して…」

「多くの人に愛されて羨ましい…」

このように、人によっていろ~んなイメージを持つでしょう。

しかも、感想だけじゃなく、見ているもの自体が違うのです。

ただキャラクターの魅力を感じている人もいれば、デザインの視点で見ている人、ビジネスの視点で見る人もいます。

中には好意的に思わない人もいるでしょう。気づきもしない人だっているかも。くまモンを知らない可能性だってあります。

価値観はどうやって作られる?

この違いは何によって作られるのか…

ずばり!

体験です。

過去の記憶によって人の価値観が作られます。

優しくされたことがあるから優しい人を好きになります。

溺れた経験があるから水に入ることを恐れます。

法律を知っているから法律に背くことを悪とします。

過去の体験と、その時の感情があなたのイメージ、価値観を作っているわけですね。

さて、過去の体験があなたとまったく同じ人間っていますか?

絶対にありえませんよね!

過去の体験の違いが価値観の違いを生むことになるわけです。

はっきり言って、自分と全く同じ価値観の人間はこの世に1人もいないということです!

ジェネレーションギャップについて

価値観の違いを年齢の差のせいにすることってありますよね。

実際、時代によって世の中の状況は全然違うので、10年も20年も年上の人たちの記憶は当然、体験しているものがまーーーーったく違います。

鴨頭嘉人さんという講演家の動画を偶然見かけて、なるほど!と思ったことがあったのでご紹介します。

たとえば、戦争の体験をした人たちは「食べ物」に大きな価値を見出しました。これは、子供のころに食べる物に苦労していたからです。食べ物があるから生きていけるということを、今の若者よりずーっと深く理解しているのは当然です。

高度経済成長期の時代に生まれた人たちは「お金」に価値を見出しました。お金があることが幸せで、お金がないことは不幸だと考えています。あの頃は働けば働くほどお金が手に入ってきたので、働く事の喜びを経験しているのです。

けれど、私たち…つまり20代、30代の人たちはちょっと違うんです。私たちは食べ物にもお金にも大きな価値を見出しません。

もちろんどちらも重要なのですが、実は一番ではないのです。

私たちがもっとも強く価値を感じているのは、「存在」です。

生まれた意味とか、生きる目的とか…ちょっと哲学っぽいですけど。そういうやつです。

今日、私たちの周りにはじゅうぶんな施設、道具、知識、情報があります。食べ物やお金も、本当に無ければ国に助けてもらう事ができます。物質的なものは、昔に比べればずっと満たされているのです。前の世代の人々が用意してくれたのです。

物質的に満たされた国に生まれた私たちは、より深いところに大きな価値を見出すことになりました。

それが「存在」です。

良い会社に就職できるかもしれないのに、勉強が嫌になるのはなぜでしょう。

必死で頑張って会社に就いたのに、仕事に行きたくなくなるのはなぜでしょう。

お金や食べ物のためなのに、どうして日々の暮らしに疑問を感じる人が多いのでしょう。

答えはシンプルです。

価値を感じていないのです。

価値観の違いで生じる不況

仕事、お金、食べ物に溢れた日本。

作ってくれたのは上の世代の人々です。彼らの努力に感謝するべきです。

だというのに、世代によって価値観が大きく違うせいで、様々な問題が起こってしまいます。

働けば働くほどお金になる、会社に良いことだと思って、上司が仕事を次々に用意します。

若者は残念ながらそれにありがたみを感じないのです。なぜなら早く帰って自分の大好きな事をしたいから。お金を貰えるとしても、時間を奪われる方が苦痛な人が多いのです。

美味しい物を食べさせてもらえるのに、飲み会に行くことにストレスを感じる若者もたくさんいます。本音を語り合えない人たちに囲まれても面白くないからです。

一方、自分たちの好意を受け入れない若者に、上の世代の人たちが不快に感じることもあります。

なんでわかってくれないんだあいつは!と全員が感じているのです。

こういった感情が重なっていけば、信頼が失われ、辞める若者が出てきます。次の新人教育にまた労力とお金がかかり、仕事はますます増えていく。新人はまた苦痛を感じ、辞めていく。

売上が上がるはずもありません。誰も幸せになりません。

もちろんジェネレーションギャップに限りません。同じ世代でも価値観の差は絶対に出てきます。「存在」に価値を見出したこの時代では、それによって生じる不快感や不信感がこの時代の不況の一因だと考えています。

なぜ価値観が違うと摩擦が生じるのか

あなたは、他人に「私の好きなものをお前も好きになれ!」と言われて気分が良くなりますか?

「あなたの好きなもの、私は嫌いだからあなたも嫌いになるべきだ!」なんて言われると傷つきませんか?

ここまであからさまな表現をする人はあまり見かけませんが、これと似た言い争いを見かけることは多々ありますよね。

人間の脳は、価値観を変えられることを望みません。

だって、過去の体験から作られたものだから。過去を他人に塗り替えられるわけがありません。

変化に抵抗し、今の状態を保とうとする機能をホメオスタシスと呼んだりします。

つまり、人間は自分の変化を望まないために、つい他人に変化を求めるがあるのです。

自分が正しいと思う、です!本能です!正常なのです。

言い方を変えると、相手を変えようとすることは、相手を苦しめるのと同様です。

意見の押し付けは良くないって言いますよね。

本当は多くの人がわかっていることなのです。

それでもやってしまうのが人間の性…!

この記事だってそうですよ!

私が「たくさんの人に私の気持ちが伝わればいいなあ」と思って書いているわけですからね。

記事を読んで「そんなわけあるか!」と思う人がいるとすれば、それも脳の正常な働きなのです。その人の価値観とズレが生じただけなのです。

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価値観の違いは、承認することもできる

さて、価値観の違いを悲劇の源にしないために、世代も性別も関係なくできることがひとつだけあります。

相手の価値観を否定せず、承認することです。

別に難しいことではありません。ただ、自分と違う事を認めてあげるんです。

考えようでは、価値観が違う人との出会いは、あなたの中になかった価値観を知る絶好のチャンスなんです。これって楽しいことなのです。

また、その人の存在を認めてあげることにもつながります。

さっきは不況の話をしましたが、これも承認の力によって回復できるのではないかと思っています。

社員から愛されている会社は売上が伸びます。本当の意味で、社員が会社のために働こうとしてくれるからです。会社の存続を望んでくれるからです。存続どころか、栄光を望んでくれるかも!

承認欲求は醜いもの!?

とはいってもやはり、「承認」自体に抵抗がある場合もあるでしょう。

承認欲求という言葉がありますが、残念ながら日本ではしばしば恥ずかしいことと思われています。

人の脳にはそもそも「仲間になりたい」という強い本能があるので、他人に認められたいと思うのは当然のことなのです。

認められると幸せなのです!

認められないのは苦痛なのです!

承認欲求が美しくないものに見えるのは、きっと相手の態度が傲慢に見えているからでしょう。押しつけがましく感じれば、ホメオスタシスが働きます。

自分も承認欲求を持っていながら、他人がそれをむき出しにすると、認めたくない。承認欲求は悪い事に見えてしまう。でもやっぱり私は認められたい!

やっかいな脳みそめ!!!

「仲間になりたい」は自分から

しかし、この「仲間になりたい」本能…実は使い様なんですよ。

自分から始めればいいのです!

相手に認めさせるのではなく、その前に自分が相手を認めるのです。

人はつい周りに変化を求めてしまいます。

どうして仕事ができないんだ!とか、もっと気配りできないの?とか…

異なった価値観と、それを守るホメオスタシスが全ての人間にあるかぎり、こちらから他人を変えるのは不可能なんです。もし変えられたとしたら、それは相手がかなりのストレスを感じながら合わせてくれているんです。

であれば、自分から行動を起こすのがベストなのは明らかですね。

人を承認するポイントは、挨拶や掃除など、ちょっとしたことからでいいんです。

「〇〇さん、掃除してくれてありがとう!使いやすくなったね」

こんな感じでいいんです。

承認されて喜びを感じた人はどうなりますか?

「仲間になりたい」が発動して、あなたのことも承認しようとします。

もしくは、もっと承認されたくて、あなたにできることはないかと考えるようになります。

あなたに害はないわけです。

褒められた人は自信が付きます。自信が付くと、前向きになります。前向きになると、モチベーションも能力も格段に上がるのです。

否定と真逆の連鎖が起こるわけですね。

このメカニズム、心のどこかでわかっている人は多いと思うのですが、実践に踏み出せない人も多いです。

ベッケもかなり照れくさいです。でも、いざやってみると良い事は起きても悪い事は起きないです!

最後に

書きながら「ずいぶん難しい話題を選んでしまった…」と思いました。

解決策がコレ!!ってのがないのでなかなかまとめにくかったです。

ここに書いたものも私の価値観にすぎないので、「違うよ!」って思った人はその気持ちを大切にしてください。

自分の考えを大事にできてやっと他人の考えが聞けるようになるのです♪

こういう記事もあったなーくらいに思ってくれたらベッケとしては万々歳ですよ!

それではノシ

良い感情と悪い感情。幸せと不幸。引き寄せの法則とRASがあなたにもたらすもの。

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