TRPGって何だろう?
「クトゥルフ神話TRPG」や「パラノイア」という単語は聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
TRPGは、テレビ画面を見て操作するデジタルゲームとは違い、
会話で進めていくアナログのゲームです。
この記事では
「TRPGという言葉自体知らないよー」「聞いたことはあるけどどういうもの?」
という方に、TRPGの説明と、この遊びの魅力についてお話しようと思います!
TRPGとはルールの付いた「ごっこ遊び!」
TRPGとは
T … テーブルトーク 卓を囲んで会話しながら
R … ロール 役割を
P … プレイング 演じる
G … ゲーム 遊び
の頭文字をくっつけた言葉です。
日本語にしてみると、すでにどんなゲームか少し予想がつくかもしれません。
要するに、ごっこ遊びです!
小さい頃、お友達とよくやってませんでしたか?
一度はやったことがあると思います。
自分がなりきらなくても、おもちゃで遊んだこともあるのではないでしょうか?
当時はすごく楽しかったですよね~(´∀`)
このごっこ遊びに
さらにしっかりしたルールや世界観、ゲーム的要素をくわえたのがTRPGなのです。
どんな風に遊ぶ?メンバーで役割分担しよう!
遊んでる様子はこんな感じ!
テーブルトークなので、卓上でごっこ遊びをするんです。
キャラの配置を把握するためにフィギュアなどを使うこともあるので、
やはりおもちゃ遊びにも近いですね。
仲間で集まってTRPGを遊ぶ事をセッションといいます。
基本的に4人居れば十分に遊べます。
ゲームによっては2人でも、1人でできちゃうこともありますよ。
ではどんなふうに遊んでいるのでしょう。
メンバーのうち、1人はGM(ゲームマスター)になります。
役割はナレーションや審判です。
物語を進めつつ、ルールに沿ってキャラクターの行動の処理を行います。
残りの人はPL(プレイヤー)。
彼らは自分のキャラクター、PC(プレイヤーキャラクター)を作成して
GMが用意したシナリオに参加します。
PLはPCを作る際、ステータスや性格を考えます。
複数人で遊ぶ際は、みんなで役割を分担することもありますよ。
「僕のキャラクターは不器用だけど、頭が良くて、とても頑丈だよ!」
「俺のキャラクターは足が遅いけど、とても器用で、力持ち」
「魔法使いや、足が速い仲間が欲しいなあ」
といったように、仲間と話合ったりもしながら
自分でキャラメイキングできるのもTRPGの面白いところです。
PCのステータスや設定がシナリオの中で生きて来るとまた楽しいんですよね~!
醍醐味は「行為判定」!
TRPGの魅力で欠かせない要素のひとつ、行為判定!
PLはシナリオの中で自分の行動を判断し、宣言します。
するとGMはPLの宣言した行動が、成功するか失敗するかわからない時に
行為判定を促すわけです。
ゲームごとに判定の方法は違いますが、多くはサイコロを使って行われます。
このギャンブル性がTRPGの魅力なんです。
成功するのか失敗するのかわからないドキドキと、
その後物語がどう展開していくのかというドキドキ…
GMですら予想つかないのですからまた面白いのですよね!
RP(演技)をいっぱい楽しもう!
RP(ロールプレイ)とは、役割演技のことです。
自分のキャラクターの行動や台詞を表現するのもTRPGの醍醐味になります。
行為判定も盛り上がりますが、その結果に応じてキャラクターの台詞を言えば
もっともっと楽しくなりますよ!
演技が苦手だな、恥ずかしいな、という人も心配いりません。
これも立派なRP!
キャラクターになりきらなくても
「あれをします、これをします」「喜びます、悲しんでいます」
といった感じでも構わないんです。
大事なのはズバリ、言葉にすることです!
TRPGで最も大切なこと
TRPGを遊ぶにあたって最も大切なこと…それは、
シナリオ上のハッピーエンドを迎えることでも、効率よく謎解きをすることでもありません。
遊んでいる全員が楽しむこと!
なのです!
当たり前に聞こえますが、意外と忘れがちなんですよね。
極端な言い方ですが、
たとえ魔王が世界を滅ぼしてしまおうと
謎が解けないままEDを迎えようと
自分や仲間が死亡してしまっても
ゲームの参加者が一人残らず
「楽しかった!また遊ぼうね!」
と心から言えたなら、そのセッションは大成功なのです!
逆に一人でも「楽しくなかった」と言ってしまえば、
成功したとは言い難いでしょう。
全員で楽しむ!
この意識を常に持ちながらTRPGを遊ぶ事が大切です。
でも、具体的にTRPGを遊ぶ時にどのような心得が必要なのか。
実際に遊ぶには何から準備すればいいのか。
次の記事もどうぞご覧ください。