ベッケです!
2018/03/04にダーウィンが来た!でも紹介されたキンチャクガニについてまとめます。
こちらはナショナルジオグラフィックが提供してくれてる動画↓
ふむふむ…ユニークですね~!
彼らは鹿児島の屋久島の海にいます。
チアリーダーのポンポンのようなイソギンチャクを持ち歩いている、わずか1cmの小さなカニです。
英名はボクサークラブ!
ところで、カニにとってハサミはとても大切な武器なはずですよね。
それなのに、両手にイソギンチャクを持っていては不便に見えます…
どうして彼らはイソギンチャクを肌身離さず持ちまわるのでしょう?
イソギンチャクは武器である!
さっき言ったとおり、キンチャクガニの体は、わずか1cmしかありません。
大きなお魚に狙われたらイチコロです。
敵が現れた時、イソギンチャクは頼れる武器になります。
イソギンチャクの触手には、強力な毒針があるのです!
魚たちは毒針の恐ろしさをよく知っているので、うかつにキンチャクガニを襲うことができません。
キンチャクガニも、敵が近づいて来たらこうやって威嚇します。
ふりふり~
(アニメ頑張って作った!実物はもうちょっと可愛いです!)
ちなみに、キンチャクガニは丈夫な殻があるので、毒針にやられることはありません。
イソギンチャクはお箸である!
キンチャクガニが食べるのはプランクトン!
水中のプランクトンを捕らえる時にもこのイソギンチャクが役に立ちます。
あたりを漂うプランクトンたちの中にまぎれて、ポンポンふりふりして、イソギンチャクにくっついたのをもちゃもちゃ食べるキンチャクガニ、結構可愛いです♪
イソギンチャクは非常食である!
ご飯に困ったら、イソギンチャクを食べちゃいます!
他のキンチャクガニから取り上げて食べることもしばしば…
自分のを食べるのはもったいないから、自分より弱い奴から奪い取るわけですね。
厳しい世界!
最初は、キンチャクガニは身を守るためではなく、食べるためにイソギンチャクを持ち歩いていたのではないかと言われています。
携帯食料として持っているうちに、敵を追い払う役割に気づいていったのかもしれませんね。
ところで、彼らの持っている小さな小さなイソギンチャク…何という種類なんでしょうか。
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ポンポンイソギンチャクの正体
彼らの持つイソギンチャクは「カサネイソギンチャク」と呼ばれる種類です。
キンチャクガニはこれを丁寧に切って形を整え、自分の手に馴染ませていきます。
完成には約4か月かけるそうです。
地道です!職人です!
ポンポンになったカサネイソギンチャクは小さく真っ白になっていますが、ちゃんと生きています。
カサネイソギンチャクがカニに使われるメリットは、遠くへ運んで生息地を広げられる(かもしれない)ことでしょうか…?
食べられる可能性も高いですが!
キンチャクガニの手から離れたカサネイソギンチャクは、また4か月ほどかけて元の姿に戻るというからすごいですよね。
すさまじい生命力!
最後に
いかがでしたか?
キンチャクガニの持つイソギンチャクって
身を護る武器になるし
プランクトンを捕まえるのにも役立つし
非常食にもなるんですね!
面白い進化を遂げた生き物が世界にはたくさんいるものです♪
ちなみに彼らは水族館で見る事もできるみたいです。
検索すると、鳥羽水族館が出てきました。
リンク貼っておきます!→鳥羽水族館飼育日記
ではこのへんで!ノシ