自然淘汰と性淘汰の違い。動物たちが個性豊かな理由。

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クジャクのイラスト

自然淘汰や性淘汰ってなんでしょうか?どんな違いが?

自然界には色鮮やかな模様をした生き物が溢れています。

オスの鳥はメスにモテモテになるために非常に色鮮やかな羽を持っていることがあります。

クジャクなどはわかりやすい例ですね。

しかし、いくらモテるとはいえ、なんで天敵に見つかりやすいカラフルな羽を持っているのでしょうか?

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自然淘汰とは?

まず、自然淘汰の説明!

自然淘汰とは、周囲に適応した遺伝子を持つものが選別されて生き残っていくという考えです。

チャールズ・ダーウィンが生き物の進化を説明するために確立させました。

獲物を捕らえるためのするどい牙、爪。

素早く逃げるための強靭な足。

暗闇をものともしない目。

微かな音も聞き逃さない耳など。

こういった特徴は、厳しい自然界で死なないためには必要不可欠なものですよね。

持っていないものは持っているものに負け、命を落とす。

これが自然淘汰です。

性淘汰とは?

じゃあ性淘汰とはなにか!

これもダーウィンが提唱したものなんです。

異性の行動や形が好きになって、その特徴が受け継がれ定着していくことを言います。

一応、自然淘汰とは切っても切れないものではありますが、性淘汰の変わっているところは、異性に好かれるその行動や特徴が自然界で生き残るのに有利とは限らないからです。

たとえばクジャク

クジャクのオスは、鮮やかな青色の体をしていて、メスに求愛する時は、巨大な尾羽を広げてその美しい模様を見せつけます。

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クジャクの羽は自然淘汰の観点では不利

雄孔雀

いやはや、美しいですね…

そりゃメスに気に入られますわ…

でも、この大きな羽って、飛ぶのに邪魔ですよね。しかも目立ちますよね。

ひたすら死なないためだけに進化している動物たちにとっては「おいお前、死にてえのか!?」と思われてしまうでしょう。

どうしてメスは天敵の多い大自然の中、こんなド派手な色のオスを選んでしまうのか…

自然淘汰に有利?

鮮やかな青の羽毛が生き残る要因になる場合もあるのでしょうか?

まずそう!とか思われたりするのかな。

自然淘汰に関係ない?

ただメスが「キレイ!なんかイイ!」って思ってるだけなのでしょうか?

やだあの人イケメン!って。

ハンディキャップが素敵?

目立つ姿をしているのに今日この日まで生きているなんて、強くて賢い個体に違いない!!!!とメスが判断している可能性です。

個人的にはこれがいちばんしっくりきます。自然淘汰に有利説にも繋がりますね。

※補足

そもそもクジャクの求愛は尾羽よりも鳴き声が重視されているという研究結果があったりもします!

記事↓

社会科学科から理学科へ 「中学校の卒業文集に,将来の夢として髪を振り乱して論文を書く自分の姿の絵を描いていました」。母親が研究者だったため,一番身近な女性である母親の後ろ姿の影響が強かったという。数学が苦手で,大学は教養学部の社会科学科を選んだ。しかし,学んでいくうちに自分が求めていることとのずれを感じてきた。

NHKの『ダーウィンが来た!』でも紹介されていたお話ですね。

自然淘汰の観点から見て不利で、性淘汰でも一番重要にされているわけではないとしたら、遠い未来での孔雀は立派な鳴き声の遺伝子が色濃く受け継がれて、大きな尾羽がなくなっている可能性だってありますね。

コクホウジャクの話

コクホウジャクイラスト

アフリカにコクホウジャクとかいう長~い尾羽を持った鳥がいます。

(どシンプルなイラストで申し訳ないです照)

体長15㎝に対し、尾羽は50㎝にもなります!長い!

オスのコクホウジャクは、メスにモテるためにこんな尾羽を持っています。オシャレだけど、やっぱり邪魔になりそうです。しかも翼には赤い模様がついていて、いかにも空中のハンターに狙われそうですよね。

NHKの番組『ダイヤモンド博士の”ヒトの秘密”』で、コクホウジャクの尾羽を利用したとある実験が行われました。

尾羽ちょっきんすると…?

尾羽を切られたコクホウジャク

尾羽を切って、尾羽の長いオスと短いオスのモテ具合を比べる実験です。

結果は一目瞭然でした。

尾羽の長いオスは、いつもの2倍モテモテになり、たくさんのメスと巣を持つことができました。

逆に、短いオスはちっともメスが来なかったのです。短いオスがモテなかったぶん、メスは長い尾のオスに流れていったのでしょうね。

コクホウジャク界では、尾羽が短くて身軽そうなオスより、一見邪魔に見える長~い尾羽を持ちながら生きながらえたオシャレオスの方がイケメンなのです。

最後に

性淘汰と自然淘汰の違いは理解できましたか?自然界が色鮮やかでユニークなのは、この性淘汰があるからなんですね。

自然淘汰の観点から見ると「邪魔じゃない?」と思われる特徴でも、モテるというなら動物たちは迷わず身につけちゃうわけです!

イッカクの極端に発達した歯とか…

イッカクのイラスト

ピーコックスパイダーのお腹の模様とかね…(マニアックかな?

ピーコックスパイダーのイラスト

メスにモテるために受け継がれてきた大事な特徴なんですね!

動物たちも独自の美学(?)を持っていて、それは長い時間の中で受け継がれて特化していったみたいです。

自然界は何でもありなのです!!!!

ご飯を食べるため、自分が食べられないため、さらにはモテモテになるために、どんなものでも身につけるのです!

よく考えると人間と同じですね。

余談

ピーコックスパイダーのダンスがとても可愛いので、クモが平気な人は是非見てみてほしいです♪

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ではこのへんでノシ

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