Morten GraaeによるPixabayからの画像
シャチって可愛くて、知的で、また怖いイメージもあります。
今回は、そんな賢いシャチのおもしろい行動を3つ紹介したいと思います。
目次
40頭以上のむれが横1列にならんで泳ぐ
先日、なにげなくNHKを見ていたら、知床のシャチの不思議な映像が流れていました。
数十匹のシャチが真横にずらっと並んで泳いでいたんです。
絵で再現しますが、こんな感じでした。
シャチ流の「お見合いパーティー」
これ、別の群れ同士が合流してお見合いをしているところなんですって。
たしかに、複数の生き物の群れが一か所にあつまる理由って、以下のどちらかであることが多いです。
【複数の群れが合流する理由】
●繁殖
●ごはん
※あくまで「大抵の場合」です///
このシャチの行進はお見合いなので、繁殖が目的ってわけですね。
目が横についているから横に並ぶ
お見合いだとしても、横1列に並ぶなんて面白いですよね。
これは、シャチの目が真横についているのが理由です。
向かい合うよりも隣に来てもらったほうが相手を観察しやすいんですね。
席替えもする
横に並ぶからには、右と左の2匹しか見ることができません…
だから、しばらくしたら、
列をくずして…
また並ぶ。
この行動を繰り返しています。
つまり席替えするんです!
なんだろう、めちゃくちゃ可愛い…
ていうか洗練されてますよね!
シャチの賢い行動のひとつだと思います。
海のギャングたちと言われる所以…
~おそろしくて知的な狩り~
彼らが「海のギャング」と表現されるのは、知性が高く、チームワークも優れていて、その能力で恐ろしい狩りをするからだと思います。
下の動画は、数頭が息を合わせて波を起こし、氷を揺らしてアザラシを海に落とす映像です。
平気な人はごらんください。
怖い。このアザラシの最後は想像したくないですね。
シャチは獲物を残虐な方法で殺すことで有名です。
ただの「狩り」じゃなく「遊び」にも見えるのがまた恐ろしい点です。
こんな記事もあります。
これは「海のギャング」という異名がつくのも納得です。
でも、なんだか人間に似ています。
組織的に動いて相手を追いつめているところがとくに…!
似てるからこそゾクッとしちゃうのでしょうか。
本当はおだやかな生き物?
~喧嘩をしても舌を甘噛みして仲直り~
とはいえ、シャチは単に恐ろしいだけではありません。
知恵を絞って組織的に狩りができるのは、シャチに社会性があり、他者との絆を理解できている証拠なんです。
先日、こんなニュースを見かけました。
【研究結果】シャチ、喧嘩しても3分以内に仲直りすることが判明https://t.co/I12YGNRN3i
シャチは非常に静かな社会生活を送っており、対立しても相手のシャチの舌を優しく甘噛みすることで仲直りするという。 pic.twitter.com/lKYRyRrXye
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年6月26日
シャチは他のシャチと喧嘩しても、短時間ですぐに仲直りするんだそうです。
記事によれば、3分以内だそうですよ。
3分って。はやすぎませんか。
そして仲直りの印に、相手の舌をハムッと甘噛みするんだとか…
いやいや…これは可愛すぎるでしょ。
本当に賢いですね。そして文化的。
人間でいうところの「握手」でしょうか。
人間よりすごいのでは…?
それにしても、喧嘩しても3分で仲直りって、むしろ人間より優れているのでは?って思っちゃいますね。
私たち人間っていちど喧嘩すると、たとえ友達や家族だとしても、3分どころか3日…3カ月…時には3年かけても仲直りできないことが多いじゃないですか…///
広い海で生きていくために仲違いしてる場合じゃないのはわかりますが、そうだとしても見習うべきところがありますね。
筆者も素直に「ごめんね」って言える人になりたいし、すぐに相手を許せる人になりたい。
最後に
以上、3つのシャチの賢い行動でした!
調べれば、まだまだ驚きの行動が出て来ると思います。
この記事で、シャチの賢さ・怖さ・可愛さが伝われば幸いです。
他にも生き物の記事を書いてるので、興味がありましたらぜひ♪