人生は「ギブアンドテイク」と言いますが、はたして本当でしょうか?
私は数年前まで「ギブ:テイク=1:1」だと信じていた人間です。
でも大人になるにつれて、だんだんと疑問が生まれ始めました。
(テイクの割合が少なくないか…?)
目次
「ギブ」と「テイク」が釣り合うことはほぼ無いです
ギブ:テイク=1:1が成り立っていることはめったないです。
多くの人が「自分はギブしている」「人に尽くしている」と思っていて、さらに「頑張っているのだから見返りがほしい」とも思っています。
見返りというのは、「お給料」にかぎらず「承認」や「感謝」みたいなものも当てはまります。
でも実際どうですかね。
自分が頑張っているのと同じぶんだけ誰かに認められたことってありますか?
自分がかけた時間と労力に見合うお給料を受け取れていますか?
私の想像ですが、そういうことはめったにないんじゃないかと思います。
たいていの場合、自分が「頑張った」と思った量より見返りは少ないと思います。
「ギブ」されたら「テイク」するべきだと思ってました
昔の私は、ギブ:テイク=1:1が普通だと考えていましたし、そうあるべきだと思っていました。
もちろん、今でも大事だと思っています!
でも、それを実践できていることはなかなかないですし、他者にまで同じことを求めてしまい、責め心が生まれるという落とし穴もあります。
なので、行ったぶんだけ褒美があるという考えは捨てています。
「テイク」を求めてしまうとストレスです
テイク、見返りを求めすぎると消耗するだけです。
なぜかというと、いくらもらってもどうせ足りないからです。
私の場合、漫画の感想を求めていた時期がありました
私は小学生のころからオリジナル漫画を描いていました。
1話描き終えるたびに、信頼できる友達に読んでもらい、感想をもらってました。
友達も(面倒くさかっただろうに)わざわざ紙に書いて感想を渡してくれていました。なんてありがたい話…
…にもかかわらず!
私の「感想ほしい欲」が満たされることは無かったんですね。一時的には満たされても、しばらくしたらまた湧いてくるんです。
今も漫画を描いていますが、今に至っては、無料で広く公開していても感想らしい感想はほぼほぼ貰えなくなりました。
以前より時間をかけているのに、褒めてもらえる量は減っているんです。
みんな忙しいので当たり前ですし、自分のスキルの低さもあります。
色々な要因があるにせよ、労力がほとんど報われていないのが現状です。
「ギブ」をし続けて、「テイク」は期待しない
今の私の感覚だと、ギブとテイクの割合はこんな感じです。
「ギブ:テイク=100:1」
テイク少なすぎだろ!って思いますよね…!
大丈夫。
これくらいの心構えだと楽だよーってだけの話です。
要するに、
「頑張っただけ褒められるべき」じゃなく
「頑張っても褒められない」を当たり前にするんです。
諦めるという意味でもありません。
この心構えでいると、万が一褒めてもらえたり認めてもらえた時、ものすごい感謝の気持ちが生まれるんですよね。
貴重な「テイク」を噛みしめるための、私なりの思考法です。
無料のアプリやゲームから学ぶ
今の私たちって、ソシャゲとかアプリとか無料で使わせてもらってますよね。
ああいったものを運営している人たちも100:1精神なんじゃないかと思ってます。
だって、ゲームを遊んでいる人のうちの何人が課金しますかね。
100人に1人いれば良い方かもしれないですよ。
一方的に受け取る、一方的に与える。
そしてたまーーーーーに、親切な誰かがテイク(課金)してくれるってわけです。
これは自然な現象なんじゃないかなって思います。
しかも、ゲームやアプリにかぎらず、お仕事や人生でも言えるんじゃないかなって。
なので勝手に彼らを教訓にしながら、私も根気づよく漫画や記事を作り続けています。
最後に:「テイク」をギブする人間になりたいです
なんやかんや言って、100:1はやっぱりエグいですよね。
この割合を「99:2」「98:3」って感じで上げていきたいところです。
それには自分が他者が欲しがってる「テイク」を与えるべきだと思います。
「テイク」を「ギブ」するっていうんですかね…こんがらがりそうですな。
要するに、与えられてるものに感謝したり、他人の努力を承認できる人間になるということです。
具体的な行動に移して。
たまには、いつも使っているサービスにお礼のメールを送ったり、遊んでいるゲームに課金したり、自分を大事にしてくれる人にお礼を言うのもいいと思います。
今の世の中「褒められたい人」だらけで「褒める人」は圧倒的に少ないんですよ。
なら「褒める人」を目指すのは結構ありなんじゃないかなって私は思いますね。
とはいえ、求めてもいない「ギブ」は受け流していいと思います。
それはむしろ消耗します。
「これからもギブし続けてほしい」と思うものに「テイク」を行ってみてください。