人外っていいですよね。モンスターでも、動物でも、宇宙人でもメカでも。
私は人間と人外の関係を描いた作品が大好きです♡
殺し合ったり恐れていたりと、両者が衝突するのも好きですが、私はなんやかんやで友好的な関係にロマンを感じます。
↓この記事では、人間×人外の絆を描いたアニメ洋画を6つ紹介したいと思います!
- モンスターズ・インク
- リロ&スティッチ
- ヒックとドラゴン
- モンスター・イン・パリ
- アイアン・ジャイアント
- 犬ヶ島
目次
『モンスターズ・インク』小さな女の子&優しい大きなモンスター
あらすじ
子供たちの「悲鳴」を電力にして生活するモンスターシティ。
この世界の大企業である「モンスターズ・インク」では、えりすぐりのモンスターたちが、人間界へ続くドアをくぐって子供部屋へ忍びこみ、子供を怖がらせて悲鳴を集めています。
「子供に触ると死ぬ」というリスクを負いながら。
しかし、そんな彼らの世界にひとりの女の子が迷い込んでしまいます。
恐怖のどん底に叩き落されるモンスターシティ。
主人公でありモンスターズ・インクの社員であるサリーとマイクは、彼女をかくまいながら人間界に帰す方法を模索するのですが…
女の子「ブー」の方が人外っぽく描かれてて好き
まだまともに喋ることもできない年頃の女の子なので、「ニャンニャン」とか「ブー」とか「ばっちい!」といった赤ちゃん言葉しか使えません。
それでもって好奇心の赴くままに歩き回る。
モンスターたちにとっては、彼女の方が危険生物のように見えます。
しかし、サリーは彼女とすごすうちにどんどん愛着を持つようになり、「ブー」と名前を付けて一緒に遊んだり、時には叱ったりしながら面倒を見るようになります。
最初は猛獣を相手にしているかのようにびびってたのに、いつのまにかお父さんのような存在になっていくサリーがたまらないです。
『リロ&スティッチ』暴れん坊のモンスター&友達がほしい少女
あらすじ
宇宙にて、ジャンバ博士が作った新しい生命体「試作品626号」。
彼はスーパーコンピューターより賢く、超怪力で、火も銃弾も効かないというチートモンスターです。
626は銀河の法によって処分されることになりましたが、しっちゃかめっちゃか暴れて、結局宇宙船をかっぱらって脱走。
626の乗った船は、最終的に地球のハワイ島に墜落します。
そして、ちょっと変わり者で孤独な少女「リロ」が626と出会い、彼を「スティッチ」と名付け、犬として育てることになるのですが…
破壊本能しかなかった怪物が、寂しさや家族の絆を知る
とにかくぶっ壊すことしか考えないように作られたスティッチ。
そんな悪い子が知らない世界で友達に出会い、心が芽生えて良い子になっていく過程が最高です。
破壊本能と言っても、ハワイには破壊すべきものがないんですよね。
せいぜい絵をやぶるとか、お人形をひっぱるとか、ボールを人の顔面にぶつけるとか、本当にワルガキって感じのことしかできません。
破壊したくてたまらないのに、破壊すべきものがない。だからこそ他のものに興味を持つようになって、自分がひとりぼっちなことに気づき始めるんです。
そして、同じく寂しい思いをしているリロも、自分のそばを離れていかない友達を求めています。
孤独な2人がかけがえのない家族になっていく過程がとても尊いのでおすすめです。
『ヒックとドラゴン』ドラゴン殺しの落ちこぼれ&飛べなくなった最恐のドラゴン
あらすじ
ドラゴン殺しのバイキング一族。主人公ヒックは、バイキングの中でも小さくて弱くて、勇気もない、いわゆる落ちこぼれでした。
そんな彼が発明した網に、バイキングの間でも恐れられるドラゴン「ナイトフューリー」がかかります。
後日そのドラゴンにとどめを刺しに行くヒックですが、結局殺すことができず、逆に助けてしまいます。
それを機に、ヒックはナイトフューリーと交流するようになり、ドラゴンへの考え方や、バイキングの在り方に疑問を持ち始めます。
ドラゴンとの交流シーンにひたすら癒される
↑ヒックとナイトフューリーが友達になるシーンです。
このシーンは個人的に最高に良いシーンなので、今後見るかもしれない人はこの動画見ない方がいいかもしれない…///
ドラゴンは今まで危険な存在でしかなかった存在だったのに、無垢で賢くて温厚な一面が見えたり、ユニークな生態が明らかになっていく過程がとても楽しいです。
ドラゴンたちの表情もとても豊かなので注意深く見てみてほしいですね。
余談ですが、リロ&スティッチと同じ人がこの映画の監督だそうです♡
言われてみれば、ナイトフューリーのデザイン、スティッチに似てますね。太い腕とか、頭の形や口の形。作品の傾向も近いですよね。
ちなみにこのヒクドラシリーズ、もうすぐ3作目が公開されます。観るしかない。
『モンスター・イン・パリ』音楽好きの巨大ノミ&個性豊かな人間たち
あらすじ
舞台は20世紀初期のパリ。発明家ラウルと映写技師エミールは、仕事でとある研究所にやって来たが、事故を起こしてモンスターを生み出してしまいます。
突如現れたモンスターに恐怖する人々。
しかし、そのモンスターは本当は心優しく、音楽の才能に溢れていました。
人気歌手のルシールは彼の才能に気づき、「フランクール」と名付けて守ってあげることに。
フランクールは人間に変装し、ルシールとともに舞台に上がって人々を楽しませるようになります。しかしその一方で、警察や政治家たちはモンスター退治のために動き始めていました。
優しい怪物を守るため、または倒すために奮闘する人間たちのドラマ
モンスターと人間の絆の話でもありますが、この作品は人間たちの絡みが特に面白いなって思います。
フランクールをめぐっての「人間たちの映画」って感じ。
フランクール可愛い。でっかい良い子。鳴き声も可愛い
彼は図体が大きいし、素早く飛び跳ねるし、目もぎょろっとしてて、ひと目見ただけだと、確かにびっくりしそうです。
でもやってることや顔つきを見てると、とにかくめっちゃ良い子なんですよね…くっそかわいい。ギャップ萌え。
歌う時はイケボで喋りますが、基本的に「クルルル」しか言いません。
言葉以外でのコミュニケーションも、人間×人外の醍醐味だと思いますね!
『アイアン・ジャイアント』記憶喪失の巨大ロボット&彼を守ろうと頑張る少年
あらすじ
田舎の少年ホーガースは、電線にからまった謎の巨大ロボット「アイアンジャイアント」を助けます。
ジャイアントは頭を打ったせいで、自分がどこからやってきたのか覚えていません。ホーガースは喜んで彼を守り、一緒に遊び、友達になります。
しかし、巨大ロボットの噂は広まり、やがて政府捜査官が探しにやってきます。ホーガースは必死でジャイアントを守ろうとするのですが、次第に心優しい彼の正体があきらかになっていきます。
でっかいロボが子供っぽい仕草をするのがたまらん
機械が自我を持って喋るってだけでめちゃくちゃ萌えるんですが、アイアンジャイアントはホーガースと同じくらいの子供って感じなんですよね。そこが個人的にツボです。
純粋で優しい。遊ぶのが好き。ヒーローに憧れたりするシーンもあったりします。
巨大ロボットという点以外は普通の子供といってもいい気がします。
だからこそ後の展開を考えるとしんどい。
とにかくめっちゃ泣ける良い映画なので、見る時はハンカチ忘れないでね。アニメのクオリティも意味わかんないくらい高いです。
20年くらい前の作品とは思えないレベル。
ちなみにアイアンジャイアントは、スピルバーグの映画『レディプレイヤー1』でも大活躍してましたね。アイアンジャイアント見て好きになった人はこちらも見てほしいです。
『犬ヶ島』見捨てられた犬たち&飼い犬を探しに来た少年
あらすじ
犬を恨む一族の末裔である「小林市長」は、人間に悪影響を及ぼす犬の伝染病「ドッグ病」が発生したのを機に、すべての犬をゴミ島に捨てるという法案を立てます。
犬は人々から忌み嫌われ、飼い主から引き離され、ゴミだらけの島へ送られ、ゴミ漁りの日々を強いられることに。
それから半年後、愛する自分の犬を探して、ひとりの少年「アタリ」が島へやってきます。
久しぶりに人間に会えて喜ぶ犬たち。彼らはアタリのために愛犬探しを手伝います。
犬が賢く理性的で、人間の方が野蛮な生物っぽく描かれてる
犬はものすごい冷静かつ流暢に喋るのに、人間の方がむしろ「よくわからない変な生き物」って感じに描かれているのが面白いですね。
「犬たちから見ると私たちこんな感じなんかなー」とか思いながら見ちゃいます。
犬たちの会話の内容も、かなり人間くさくて面白いです。しかもすごい論理的なんですよね。人間よりずっと賢そうに話すのがまた良い。
↓この動画では、「喧嘩して怪我する前に、袋の中身を確認しよう。取り合いする価値ないかも」って話をしてます。大人だ…!
当然のように人間に尽くしてくれる犬
ゴミ島に捨てられてしまっても、まだご主人に会いたがる犬たちに涙が出ます。
人間をまったく恨んでないんですよ…ひどいことされて、今の状況に絶望しても、人間を責めるようなことはしない。
それどころか、見ず知らずのアタリ少年を命がけで助けてくれるんですよ。
健気すぎる…
NHKの「地球ドラマチック」って番組で、「犬は世界のすべてよりも飼い主が大事」ってことを聞いたことがあるのですが、この映画からもそんなイメージを感じ取れます。最高。
最後に
いかがでしたか?
こういう作品にいつも影響を受けて漫画を描いています。
機会があれば、他にも自分が影響を受けている作品を紹介できればいいなーと思ってます。
ではでは。