システム:ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー
作者:ベッケ
PL:4人~6人
難易度:★★★☆☆
※
このシナリオの改変、使用に関する報告は必要ありません。
いただけたらもちろん嬉しいです♪
また、リプレイを制作する際も報告は任意です。
今回予告
夏休み!
イノセントたちは海にやってきた!
スイカ割り、砂のお城、サーフィン…楽しい遊びがたくさんできる!
でも、今年はいつもと様子が違う。
どんな遊びよりも子供たちはあるものに心を惹かれていた。
それは、沖の向こうに見えるオモチャの島『ガラック島』!
遊園地のように華やかに見えるその島は、大人の目には決して映らず、子供にだけ見える不思議な島だという…
見れば見るほど、行きたくてたまらない。行ってみたい!
オモチャの楽園で遊ぶため、また、島の謎を解明するために、ガラック島を目指して大冒険だ!
ご近所メルヒェンRPGピーカーブー
『子供たちにだけ見える島』
はじまり、はじまり。
シナリオ概要
このシナリオは「オモチャ族」と「夏休み」をテーマにしたシナリオです。
思い出をたくさん作るのが目的なので、運が良ければ経験点を多めに得ることができます。
- どんなお話?
子供にだけ見える島、ガラック島は子供全員に見え、大人には見る事のできない不思議な島です。
満月の夜に子供だけで向かえばたどり着くことができますが、それ以外の条件だと、どんなに頑張っても島に近づくことができません。
ガラック島は、海に捨てられたオモチャが合体してできた島。言い換えれば、強い魔法でできたオバケ屋敷なのです。
島の主は、積み木でできた大きな恐竜のオモチャ族、ステラレゴというオバケです。
彼は子供と遊びたくて、島へ子供がやってくるのをずっと待っています。
イノセントたちはステラレゴの作った不思議な島に誘われ、ガラック島を目指すことになります。
- 学校フェイズがありません
夏休みなので学校がありません。なので、休日フェイズとして扱われます。(P262)
海での《レジャーフェイズ》というものが1サイクルあり、それが終われば残りの3サイクルは自由行動です。
- バタンキュー表を振る必要がありません
GMは遊ぶ前に、キャラロストがないことをPLに伝えておきましょう。
もしそれがつまらない!という場合は、戦闘フェイズに記述した「終了条件」を自由に変更してください。
- 色んな表を用意しています!
随時オリジナルのイベント表を用意しておりますので、ぜひ利用してみてください!
NPC
- 葉月みう(はづき・みう)
こんがり日焼けがチャームポイントの女の子。イノセントたちと同い年で、ここで初めて知り合います。他の子供たちと同様にガラック島に行きたくて仕方がないようで、イノセントたちがガラック島に向かう時、色々と手助けしてくれます。一緒に島へ向かうことにもなるでしょう。
- ステラレゴ
カラフルなブロックで作られた、ステゴサウルスのようなオバケです。オモチャ族に属しています。昔、持ち主の子に誤って海に落とされてしまいました。彼はただ誰かと遊びたくて、捨てられたオモチャの魔力を集めてガラック島を作りました。基本的に良い子なのですが、体がとにかく大きいので、ひとたび興奮して暴れでもたら大惨事になってしまいます。
レジャーフェイズ
1サイクルです。
夏休み。海に遊びに来たイノセントたち。
浜辺に行くと、一人の女の子に声をかけられ、すぐに仲良くなります。
彼女の名前は葉月みう。ここの海の家の娘だそうです。
海にやってくる子供と友達になるのが得意で、色々な遊びを教えてくれます。
葉月みうはすぐに仲間になります。
仲間表を振って彼女の効果を決めてください。(P298)
さて、改めてレジャーフェイズです。
彼らはどんなことをして海を満喫するのでしょう。
イノセントは全員、夏の海イベント表を1回振ってイベントをクリアしてください。
スプーキーは自由行動を行うか、イノセントと一緒に海を満喫するか選択できます。
GMは、時々みうに喋らせてみんなと交流させるのもいいかもしれません。
夏の海イベント表2d6
2 | 小さなクラゲが一匹、キミたちの側を漂っている…イノセントは全員《隠れる》で判定。誰かが成功すればクラゲを発見し、その場所を離れることができる。失敗すると誰も気づくことができず、クラゲはこの手番のイノセントをちくっと刺してしまう!眠気を+1d6する。 |
3 | 砂のお城を作ろう!《工作》の判定に成功したイノセントは素敵なお城を作ることができ、経験点を1点獲得する。 |
4 | 潜って色鮮やかなお魚たちと触れ合おう!《生き物》か《泳ぐ》で判定ができる。《生き物》の判定に成功したキャラクターは経験点を1点獲得する。《泳ぐ》の判定に成功したキャラクターは眠気が1d6回復する。 |
5 | 海で出会った子供たちとビーチバレーをしよう!イノセントは全員《とぶ》で判定。誰かが成功したら勝利する!失敗すると負けてしまい、眠気+1d6する代わりに経験点を1点獲得する。 |
6 | かき氷早食い競争!イノセントは全員《がまん》で判定。失敗すると頭が痛くなってしまい、眠気が1d6増加する。 |
7 | 海の家のおじさん(みうの父親)がとても忙しそうだ…手伝ってあげよう!《お料理》または《仕切る》の判定に挑戦できる。成功したらおじさんがおこづかいを1点くれる!さらに経験点を1点獲得!失敗してもアイテム:お菓子をくれるぞ! |
8 | シーカヤックに乗ってみよう!キャラクターは《バランス》判定に挑戦できる。誰かが成功すれば目的の岩場までたどり着ける。全員失敗したらみんな落っこちてしまい、眠気が1d6増加する。 |
9 | 貝殻を集めよう。《集める》の判定に成功したイノセントは、アイテム:きれいな貝殻を獲得できる。この判定にはスプーキーも挑戦できる。(アイテムの効果:イノセントの防御判定に+2の補正をかける。使用すると壊れる。使用せずにセッションが終了した場合、経験点1点に変換される。このシナリオ以外では使用できない) |
10 | スイカ割りしよう!《ズル》の判定に挑戦できる。成功したキャラクターは経験点を1点獲得! |
11 | うわっ!強い波に足を取られてしまう!手番のキャラクターとGMで2d6を振る。GMの方が高かった場合、そのキャラクターは派手に転んでしまい、眠気が1d6増加する。 |
12 | 浮き輪でぷかぷか、おひさまが気持ちいい♪ その場にいるイノセントの眠気とスプーキーの魔力が全て回復する! |
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固定イベント
レジャーフェイズ終了後、このイベントが発生します。
少し離れた岩場に子供たちが集まっているのが見えます。
岩場の上に行けば、その向こうに不思議な島が見えます。
【描写】
その島は、シーカヤックでなんとか行けそうな距離にあった。
遠くにある島なのに、はっきり見える。大きな大きなオモチャたちがこちらに手を振っている。ロボット、可愛い着せ替え人形、テディベア…
どのオモチャも、こっちにおいでよ!と言わんばかり。
その島には、巨大なオモチャだけでなく、観覧車やジェットコースターなどのアトラクションもあるようだ。きらきらと輝いていて、賑やかで、なんとも魅力的な島だ!
子供たちは双眼鏡を覗いたり、指さしてスゲー!と叫んだり、とにかくその島に興味津々です。
すると、大人が一人やってきて、自分の子供の様子を見に来ます。
子供は島のことを一生懸命伝えますが…なんとそれは、大人には見えない島のようです。
大人はからかうように笑ってその場を去ります。
葉月みうもその島へ行きたがります。さっそくシーカヤックに乗ろうと提案します。
もしイノセントが警戒して止めても、みうも他の子供たちも聞きません。
ここからは自由行動になります。イノセントは、この後シーカヤックに乗るか、他の行動をするか決めましょう。
シーカヤックに乗る
本当はシーカヤックで決まったルート以外へ行っては駄目なのですが、子供たちは誘惑に負け、不思議な島へ漕いでいきます。
漕いでいる間もきっと色々なことが起こるでしょう。
雰囲気を出したい時は、この表を利用してみてください。
シーカヤック表1d6
1 | 浜辺で大人たちが「どこに行ってるんだ!戻りなさーい!」と声を上げている。 |
2 | 可愛いイルカが寄ってきた! |
3 | ぐらぐらとカヤックが揺れる。 |
4 | 他のカヤックに乗っている子供たちが「競争しよう!」と言ってくる。 |
5 | 日差しが強く、肌がぴりぴりする。 |
6 | 不思議な島から声が聞こえてきた!「おーい!がんばれー!」 |
【描写】
だんだん不思議な島が大きくなってきた!もうちょっとだ!
…ところが…
漕げど漕げど、島へたどり着くことができない。
カヤックは進んでいるはずなのに。
振り向くと、大人たちが戻ってこーいと呼び続けている。
一方、島のオモチャたちは、もう少しだ、がんばれーと応援している。
それでも、どんなに頑張っても、島にはこれ以上近づけない。
この時点では浜に戻るしかないのですが、プレイヤーがなかなか諦めない様子であれば、GMがみうを使って促しましょう。
「簡単には入らせてくれないみたいね…まったく。このままじゃ埒が明かないや。一回戻ろっか」
浜に戻ると、子供たちは全員大人たちに怒られてしまいます。イノセントは、《がまん》か《無視》か《空想》で判定を行います。成功すればへっちゃらです。失敗すると疲れて眠気が1d2増加します。
自由行動
P262の自由行動が行えます。3サイクルです。
※シーカヤックに乗ると1サイクル使用した扱いになり、残り2サイクルです。
調査では主に以下のことができます。
- 地元のお年寄りと話す
- 浜辺のオバケと話す
- オモチャ屋に行く
地元のお年寄りと話す
《おしゃべり》で判定します。
【成功】
お年寄りの中に、オバケが見える人がいます。
その人が言うには、島で手を振っているオモチャたちはかなり昔に流行ったものだそうです。
もしかしたら、昔捨てられたオモチャの未練がオバケとなり、子供と遊ぶ日を待っているのかもしれないと言います。
【失敗】
お年寄りはどの人も世間話をするばかりで、不思議な島のことを知る人はいません。
RPで島についてきくと、妖怪にからかわれているのだと適当にあしらわれます。
浜辺のオバケと話す
オバケ判定、もしくはオバケ占いでオバケを探すことができます。
【成功】
喋るウミガメに出会います。普通のウミガメにしか見えないので、恐怖判定は必要ないでしょう。
ウミガメのオバケは、不思議の島の名前はガラック島だと教えてくれます。
あそこは真夜中だけ近づくことができます。子供だけで行かないといけません。
ここで彼と仲良くなったら、仲間にしても構いません。
オモチャ屋に行く
オモチャの資料が出て来ます。
島で手を振っているオバケたちの写真が見つかります。ここで《読書》の判定に挑戦すると、彼らの名前を覚えられます。島で知らないオバケに出会っても恐怖判定が発生しません。さらに《推理》にも挑戦できます。これに成功すると、島のオバケの弱点と特徴を知ることができます。
【浜辺から見えたオバケ】
- メガット
巨大な合体ロボ。弱点は《夜ふかし》。朝は得意ですが夜は眠たいのです。
正義感が強く、いつも自分より仲間を大切にします。
- エリーちゃん
巨大な着せ替え人形の女の子。弱点は《地理》。どろがつくのが嫌いです。
可愛いものが大好きな子と遊びたいと思っています。
- てっちー
巨大なテディベア。弱点は《泳ぐ》。濡れるのが嫌いです。
ロマンチストで人懐っこいです。
一通り情報を集めたら、みうと話をしましょう。
真夜中に島へ向かう際は、海の家が所有しているシーカヤックを使うことができます。みうがこっそり盗み出してくれることになります。
真夜中フェイズ
家を抜け出す際、イノセントは家族に見つからないように《隠れる》の判定を行います。眠気を1d6増やすことで何度でも挑戦できます。
成功したら、みんなで海へ向かいましょう。
海までは少し距離がありますが、ちゃんと道を覚えているのでたどり着きます。
到着すると、みうがすでにカヤックを用意して待っていました。
みうの他にも、数人の子供が集まっています。みんな仲間です。
もしみうの仲間効果を既に使っていた場合、ここでもう一度効果を取得することができます。
さて、シーカヤックで島に向かいましょう。
島に向かうまでの出来事表があります。雰囲気を出したい時は使用してみてください。
真夜中シーカヤック表1d6
1 | 流星群だ!まるで海に降り注いでいるみたいだ… |
2 | 月明りが島を照らしている。スポットライトのようだ。 |
3 | 島の遊園地がカラフルに光っている。愉快な音楽も聞こえてくる。 |
4 | 海のコバケたちが島へ向かっている。彼らも島で遊ぶつもりのようだ。 |
5 | 島から花火が上がった!見たこともないような巨大な花火だ! |
6 | 追い風が吹き、カヤックをぐんと前へ進めた。 |
昼間と違い、みんなは確実に島に近づいています。
海中からザバァと音をたて、「ようこそ」と書かれたネオンのアーチが現れます。
夢のような夜の遊園地。とやかく言う大人もどこにもいません。
島に到着すると、浜辺で見た巨大なオモチャのオバケ3体が走ってやってきます。
見上げるように大きなオバケがみんなを見下ろします…恐怖判定を行います。
(資料館で判定に成功していたイノセントはしなくて大丈夫です)
「やっと…やっと子供が来てくれたぞ!」
「僕たち、ずーーーっと子供たちと遊ぶ日を待っていたんだ!」
「素敵なものがたくさんあるのよ!今夜は楽しんでね!」
オバケ屋敷フェイズ
オバケ屋敷フェイズは恐ろしい場所…なはずですが、ここは特別。子供たちがぞんぶんに遊ぶ場所。
キャラクターたちは素直に楽しんでくれて大丈夫です。
もちろん、1サイクル経過するごとに眠気は増加します!
オバケたちに歓迎され、彼らと一緒にガラック島を冒険します。全員1回ずつイベント表を振りましょう。
ガラック島イベント表2d6
2 | 鏡の迷路だ!誰かが《計算》または《地理》の判定に成功したら全員の眠気が3回復する。 |
3 | 幼児向けのジェットコースターだ。ゆるやかなので刺激は少なめだ。眠気が1上昇。 |
4 | 小学生向けのジェットコースターだ。イノセントたちにはちょうどいい楽しさだ!全員、1d6を振ろう。4以上を出せば眠気が1回復。3以下なら刺激が足りない。眠気2増加。これにはお助けは使えない。 |
5 | 絶叫系のジェットコースターだ!あまりにもスリリングで叫ばずにはいられない!キャラクターは全員《バランス》もしくは《ゲーム》で判定。成功したら眠気or魔力1d6回復。失敗すると眠気1d6上昇、魔力1d6減少。 |
6 | オバケ観覧車だ!とっても高いところまで昇り、夜の浜辺や町が見渡せる。みんなの住む町はこんなに綺麗だったんだ。キャラクターは全員経験点を1点獲得する。 |
7 | 遊園地に興奮したコバケの集団が押し寄せてきて、もみくちゃにされた!イノセントは全員《かけっこ》で判定。失敗したキャラクターは眠気を1d6増加させる。 |
8 | 魔女が屋台を開いている!おこづかいが1点あるなら、ここでアイテム:オマモリが購入できる。 |
9 | おんぼろメリーゴーランドだ!でもうまく動かないみたい…。《いたずら》もしくは《工作》の判定に挑戦できる。誰かが成功したら無事に動き出す!目一杯楽しもう!キャラクターは全員眠気or魔力が1d6回復する。 |
10 | ガラクタのランプやネオンの下を楽しく歩く。何も起こらない。誰かが望むなら、1回だけ自由行動ができる。 |
11 | 火の玉射的ゲームをしよう!《球技》もしくは《道楽》の判定に挑戦できる。成功したキャラクターは、ランダムでアイテムを取得できる。P228のアイテム表を振って手に入れよう! |
12 | 小悪魔がイノセントたちに絡んできた!全員《けんか》で判定する。失敗したら、イノセントは元気-1。スプーキーは魔力-1d6。 |
ひとしきり遊んで、島の奥へ進んだイノセントたち。
向こうのほうに、なにやら建物のような、積み木のオブジェのようなものがあります。
それはのそっと動き、イノセントたちの方へ歩いてきました。
大きな建物に見えたのは、またしてもオモチャのオバケ。それも…メガットたちよりもずーっと大きい、ステゴザウルスです!
イノセントは全員《恐怖判定》を行います。
「わあ!子供だ子供だー!僕はステラレゴ!君たちは?」
ステラレゴはこの島について少し話をすると、最後に自分と遊んで行ってほしいとお願いをします。
「この島はねえ、僕が90年もかけて作ったんだよ!僕、昔、小さい子供のおもちゃだったんだ。でも、おててから滑り落ちて、海の中でひとりぼっちになっちゃった。寂しくて、もう一度遊んでほしくて…気が付けば仲間もできて…!そして、みんなでちからを蓄えて、この島を作ったんだあ!」
「ガラック島は、友達を無くしたオモチャの想いが形になった場所なんだ。お願い、最後に僕たちと一緒に遊んでよ!」
ステラレゴたちと遊びましょう。戦闘フェイズになります。
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戦闘フェイズ
このシナリオの戦闘フェイズには終了条件があります。
- 相手陣営の魔力を合計25削った
- イノセントの誰かの元気が2以下になった
- 誰かの魔力が0になった
- 眠気が25を超えた
上記のひとつでも満たせば満足するか、安全のためにと中断され、戦闘フェイズが終わり、エンディングになります。
戦闘に参加するのはステラレゴと、メガット、エリーちゃん、てっちーの中から1体選んで、合計2体です。
ランダムで決めるのもいいですし、プレイヤーに選ばせても構いません。
※イノセントの元気、スプーキーの魔力が0になった場合、バタンキューを振る必要はありません。体力を使い果たして戦闘不能になるという扱いになります。
ステラレゴのデータ
レベル3 攻撃力1 防御1 お邪魔1
弱点:バランス
魔力50
魔法:クラフトブロック、バーリア!
メガットのデータ
レベル1 防御2 お助け1
弱点:夜ふかし
魔力20
魔法:変形!
エリーちゃんのデータ
レベル1 お邪魔2
弱点:地理
魔力20
魔法:びりびり
てっちーのデータ
レベル1 お邪魔1
弱点:泳ぐ
魔力13
魔法:びっくり箱!
エンディング
もし元気か魔力が0になってしまったキャラクターが居た場合、ステラレゴは一生懸命謝ります。イノセントには、お詫びにクッキーをプレゼントして元気を1回復させてくれます。
「君たち、本当にありがとう!こんなに楽しく遊んだのは久しぶりだよ。ああ、僕の持ち主、僕を無くしてからも楽しく過ごせていたかなあ…」
魔力を放出した影響で、島の力が弱まってきます。アトラクションは止まり、明かりがいくつか消えてしまいます。
「ガラック島も疲れちゃったってさ。君たちもおうちに帰ってぐっすり眠るんだよ」
ステラレゴたちとお別れすると、イノセントは他の子供たちと共に、ふたたびシーカヤックに乗って島を出て浜を目指します。
ステラレゴは魔法でカラフルなランタンを作り、浜までずらりと並べてくれます。これで真っ暗でも問題ありません。
最後にもうひとつ、表を用意しています。
帰り道の思い出表1d6
1 | ランタンがぴょんぴょん跳ねてる。さよならと言っているようだ。 |
2 | 振り返ると、オモチャたちが手を振っている。 |
3 | 海のコバケの群れが楽しそうに帰っていく。海も空も笑顔のオバケでいっぱいだ! |
4 | 「ようこそ」のアーチが「またきてね」に変わっている。 |
5 | イルカが飛び出してきた!シーカヤックに乗ったイノセントたちを飛び越えた! |
6 | 涼しい風がそっと吹く。お疲れ様、と言っているような気がする。 |
浜に着き、島の方を振り返ると、ひとつ、花火が上がります。
そして明かりが消え、ガラック島の楽しい時間が終わります。
葉月みうも、他の子供たちも、大満足のようです。イノセントたちに礼を言ってお別れします。
後日、浜辺からその島が見えなくなってしまいました。
疲れて眠ってしまったのでしょうか。それとも、また子供たちに遊んでもらうために色々たくらんでいるのでしょうか。また会う日がくるといいですね。
以上でシナリオ終了です。
経験点がたくさん手に入ったキャラクターもいるかもしれません。
楽しく計算して、キャラクターを成長させてください。